主人と二人、久しぶりの旅行でした。
　旅館に着いて玄関を入って、従業員の方がおられても『いらっしゃいませ』のお声も、フロントへ案内する言葉も無く、ほんの少し戸惑いを覚えましたが、フロントで声をかけたときにのれんの奥からお顔を出した女将さん（？）の笑顔がとても温かく、旅の疲れが癒されました。
　まだ新しい畳の部屋に案内され、部屋に面する庭もよく手入れされていて部屋ではとても快適に過ごすことができました。食事も『もう入らない』というほどのボリュームと美味しさについつい食べ過ぎる程、とても満足させていただきました。
　お風呂はヒノキの香りがしてとても気持ちよく、時間による男女風呂の入れ替え、しかも２４時間入浴可能はとても嬉しいサービスでした。
　ただ、夜間（２５時過ぎに）入浴したとき、お風呂の照明があまりにも暗くて、あちこち電気を点けるスイッチを探してもどこにも無く、『独り占め』の温泉を堪能するはずが、ただただ怖くて早々に出ざるを得かったことがとっても残念だったこと（男性のお風呂も照明が暗すぎてある種不気味ささえも感じてしまったと主人も申しておりましたが。。）と、女性のお客様が少なかった為か、朝の入浴時の内湯のお湯の温度が熱く、水で快適な温度にしようにも蛇口が硬く閉まっていて、湯船に足を入れることすらできなかったのはとても残念でした。
　ほんの少し、気配りが頂けると、女将さんの笑顔がよりいっそう引き立つお宿になると思います。
　いい旅の思い出のひとコマになりました。
　女将さん始め、従業員の方々、大変お世話になりました。