食事抜きで夜遅くになることがわかっていたため事前に相談したところ「お弁当で良ければ…」とのお返事。花巻駅前のタクシーに「無ら里まで」と云えば、よくご存知。界隈では有名なのでしょうね。

マダムが温かく迎えてくれた部屋は、ビジネスホテルに較べ、たっぷりとったツイン。必要にして充分な、そして品の良い調度。スープとともにお持ちいただいたお弁当も、こころと手間のこもったものでした。土地物こそありませんでしたがお願いしたボトルワインもリーズナブル。部屋で夜食を楽しみました。

カーテンを開けて迎えた翌朝。きれいに拭かれたガラス窓から、目の前の栗や杉の森が部屋まで緑色に染めてくれます。外光の射し込むバスルームも嬉しいですね。そしてHPで見て想像はしていましたが、良い意味で「期待を裏切る」朝ごはん、これがみごと。卵とベーコン以外はすべて野菜と果物ですが、手間をかけ、彩りも目のゴチソウ。満喫しました。

ヨーロッパの田舎にありそうな、いや、それ以上のB and B。ホスピタリティに溢れ、なんともこころほぐしてくれる宿でありました。（ひとつだけワガママを云えば、トイレに温水洗浄器—いわゆるウォッシュレットがほしいところですが、考えりゃヨーロッパなんか、どこにもないですものね。）

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2013年10月