30分ほど遅れての到着にも関わらず、快く迎えてくださいました。チェックアウトの際もご主人と女将さんに丁寧にお見送りいただき、気持ち良く出発することができました。
立地は素晴らしく、宿の窓から望む神流湖は大変美しく感動します。さらに湖にはボート乗り場があり絶景の中でボートを楽しむこともできます。

ただ残念だったのは、洋室と和室の宿泊客への待遇の違いでした。
使用できる場所・設備だけでなく、着物履き物からアメニティ、タオルの一枚に至るまで、見れば客同士お互いにそれと分かる形であからさまに区別されており、とても6～7千円からの差とは思えません。プランの違いはお部屋とお料理の違いがほとんどだろうと思っておりましたので大変驚きました。
はじめのうちは「ほんの数千円の差だし、次に来る時は和室にしよう」などと思っていたのですが、度重なる処遇にげんなりしてしまい、最後にはそうも思えなくなってしまいました。和室に泊まっても、浴衣も履物もタオルも違うような方とお風呂ではち合わせれば、お互いに気まずいです。差をつけるなら、ぜひ見えないところでやっていただきたいですね。

お食事にしても、和室の方は個室のお食事処に料理長がおみえになるとのことですが、洋室客用の広間では一瞬の笑顔すら見せないお給仕さんが腰も落とさず前かがみでご飯を配り、お手拭きもありませんでした。
飲み物は別料金ですが一切説明もなし(精算の際に知りました)、ご飯物は人数分を洋皿一枚に盛られたものを取分け皿もなく無言で置いていくありさま。お茶はセルフサービスのよう(こちらも説明なし)ですがお椀の数が足りず夫婦で回し飲みしましたし、お水もないので子どもには白湯を冷まして飲ませました。
お水などはさすがにお声かけしてでもお願いしたかったのですが、目の前がお手洗いで襖を開けてしまうと臭いが流れてくることと、お給仕さんのいらっしゃる場所が廊下の向こう端で遠かったため諦めました。

お部屋では、ベッドサイドランプのスイッチがベッドの裏に隠れていたためだいぶ探しましたし、天井ライトの中は虫だらけ。何よりティッシュくらいは置いておいていただきたかったです…。それと、男性用の浴場にドライヤーがなく、主人が入浴後寒がっており気の毒でした。腹が立つというより、ただ悲しかったです。