小説の取材も兼ね、金曜日に泊まってきました。
　ちょっと奥まった道を登ると、どうしてわかるのか、可愛らしい笑顔の仲居さんが門の前に迎えてくださってます。第一印象満点。（後で分かったんですが、小規模宿の利点でしょうか。この可愛らしい仲居さんが最後のチェックアウトまで一人で担当してくださいます。まさに弓庵さんの魅力「ＶＩＰ感をくすぐってくれる宿」ですね）
　早めに着いたお陰で部屋は「大涌」にアップグレードしていただきました。角部屋で二面の大きな窓は、宮ノ下から相模湾の眺望が、ものすごい迫力で取り込まれます。そして、どこにも書いてなかったのに「アイスモナカ」と「生ビール」がウエルカムサービス！　
　期待の「源泉掛け流しの部屋風呂」は、半露天風呂とは言いながら相模湾の朝日を拝める（あいにく曇り　泣）ようになっていて、露天風呂以上の、開放感。ゆったりと景色を見ながら、ムード最高の二人だけの温泉。これは、ちょっと他にないです。
　食事は１階へ。あの笑顔の素敵な仲居さんが迎えに着てくださって、案内してくださいます。このつきっきり感が「ＶＩＰ感」をくすぐります。料理が売り物だけに、食事も素晴らしかった。いや「も」じゃなくて、これがメインですね、はい。その料理は、和食の基本を守りつつも、料理長の意匠を凝らして洋食の味わいも入ってます。しかも、油断すると、食べたことない素材がさりげなく入れてあったり、思わぬ高級食材を惜しみなく使っていたりが、嬉しいんです。ちなみに、この時期に松茸が出てきたのには驚きました。あ、ご自慢の朝食は、茶碗蒸しにまでフカヒレと松茸が入っていて、もう、何が何だがってな興奮を呼び覚ます料理の数々。正直、客の身ながら材料費が心配になるほど。
　そして、一品ずつ工夫を凝らした料理を食べる内に、料理の「量」も半端ないことに気付かされ、なんと最後の鮎の炊き込みご飯は、手がつけられない感じ。「食べきれなくて」と言えば、当たり前のように「夜食用におにぎりに」してくださった心遣いは、さすが。
　もちろん、おにぎりは後で梅干しとお手ふき、換えのバスタオルまでつけて部屋に持ってきてくださいます。もう、何から何までスゴイの一言。文字数の制限で、書き尽くせないのが残念ですが、この贅沢を味わって、このお値段なら、本当にリーズナブル過ぎます。ぜひ、また来たいです

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

恋人

宿泊年月

2015年08月