最高の宿です。

価格と表面的なサービスが比例する宿は多いものの、価格と満足感が比例するとは限らないと思います。一見、高級そうな感じは受けても、あまりリラックスできない宿は多いと思います。

が、滝乃家さんは別格です。

レンタカーで到着後、すぐに案内係が重い荷物から数多くの小物（笑）を手際よく運んでくれました。フロントは通り過ぎて、お部屋でチェックインです。
お盆のハイシーズン（2011年8月17日泊）でありながらも非常に閑静な宿でした。客室が比較的少なく、ガヤガヤした感じが全くしません。廊下や部屋の防音に非常に気を遣っていると思います。

２か所ある大浴場も貸切状態です。宿泊客数に比べてゆったりと作ってあり、お部屋の内風呂も豪華なので、分散していると感じました。タオルも使い放題です。

肝心の夕食はお部屋でいただきました。この客室は、専用のダイニングルームがあります。「第二の扉」から仲居さんが居間を通らずにダイニングルームへ出入りするので、プライバシーを保ちつつ、快適なサービスが受けられます。懐石料理なので、一品一品運ばれてきます。厳選された素材であることは言うに及ばず、見ても楽しくおいしい食事でした。味付けも奥が深く、塩味とかしょうゆ味とかで形容できない風味をもったものでした。

談話室では庭園の揺れる木々を眺めながら、ゆったりとコーヒーや紅茶（無料）が飲めます。時がたつのを忘れてしまうような空間です。

まさに「家」です。いつまでもいたい、と思いました。名残惜しいのでチェックアウト時間ぎりぎりまで滞在しました。

出発は皆様が見送ってくれました。「またお帰りください。」の言葉が忘れられません。決して安い宿ではありませんが、その価値は十分にあると思います。

北海道へ行くときにはまた「家」へ帰ろうかと思います。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2011年08月