ショウ818 様

この度はホテルアンビエント安曇野にご宿泊いただきありがとうございました。また、ご滞在中はご家族の皆様でご満足いただけたとのお言葉に、とても嬉しく思っております。
新年からの晴天が継続する中でその分冷え込みも氷点下二桁を狙うような連続にも、ショウ818様には少しホッとする気温の中でのご来館になりました。ただ信州安曇野に暮らすが故のホッとする温かさであり、ショウ818様ご家族の皆様には銀世界に取り囲まれるホテルアンビエント安曇野に少し驚きがあったかも知れません。「信州のおヘソ」諏訪湖も二季連続の全面結氷となり、それも例年になく早い時期にこれから益々寒くなる気候の中では「御神渡り」の出現にも期待が高まります。今年、令和四年は数え七年に一度の神事「諏訪大社御柱祭」が行われる年であり、諏訪大社上社の御祭神が諏訪大社下社の御祭神に逢いに訪れた跡であるとの御神渡り伝説から、諏訪大社上社下社、秋宮春宮総出の一大行事である御柱祭の斎行においても御神渡りの出現は瑞兆であると、新型コロナの猛威治まらぬ状況にも悪疫退散の願いが全国全世界へと届くことを願わずにはいられません。
安曇野の白鳥湖に訪れるコハクチョウは令和四年が明けると三百羽を有に越えたのですが、昨年十二月に諏訪湖を訪れていたコハクチョウは諏訪湖全面の氷上であってもチャイコフスキーの名曲にのせてジークフリート王子の訪れを待つオデット姫となってアイスダンスを見せてくれているでしょうか。コハクチョウが北帰行に発つのは「早春賦」を歌う頃。春は名のみでも北アルプスの白銀からもらった純白をまとい羽ばたかせ、シベリアへの望郷に力強く飛び立つことでしょう。
ツバメ来る春に、オオルリ舞う夏に、カワガラスが渓谷に遊ぶ秋に、そしてコハクチョウの再び訪れる冬に、ショウ818様とご家族皆様の次回のご来館をスタッフ一同こころよりお待ち致しております。

ホテルアンビエント安曇野 西川