この度は、「男の休日　一人旅」プランをご利用いただき誠にありがとうございました。その上、旅館・ホテルに対しての最大限のお褒めである「お客様をおもてなしする心がある」とのお言葉を頂戴し、たいへんありがたく存じます。

ご指摘の通り、現在の建物の基礎は昭和15年からのものであり、順次改修などは行ってきたものの、使い勝手の悪さやバリアフリー対応の遅れなど、時代の流れに添えない部分もかなり存在し、皆様にはご不便を多々おかけしているのが現状です。昨年　家内（若女将）共々家業引継ぎのため当館に着任した際には、正直申し上げてあまりのひどい状況に頭を抱え込んだのも事実です。その中で、お客様には少しでも快適にお使いいただけるようにと、全従業員には清掃の徹底や古きよき物は大事に、そして常に注意をはらうよう指導し、幸いなことに、皆がそれによく応えてくれています。皆様からお寄せいただく数々の励ましのお言葉がその原動力となっているのです。大げさではなく、本当に毎日毎日どこかしら“ガタ”が発生している状態で、いっぺんには直せないものの、予算・キャッシュフローなどの諸事情を勘案しつつ、徐々に改善を図っていることをご理解いただければ幸いです。（現在進行中：客室外壁のペンキ塗り替え、露天風呂のセンサー取替え、障子の張替え、襖の張替え、調理場大型冷蔵庫取替え、大浴場手摺り設置など）

また、皆様にご利用いただいている各種宿泊プランにつきましては、客室の定員販売（5名様）から昨今の2名様利用やおひとりさま利用への移り変わりに対して、原価をきちんと見据えながら改修等の原資でもある利益を生み出せるよう、そして何よりも皆様に快適にそしてご満足いただける商品として、日々改善・努力を重ねている次第です。

お寄せいただいたご所感に今後もお応えできますよう、館一同　邁進して参る所存でございます。またのお越しを心よりお待ち申し上げております。ありがとうございました。
専務取締役　稲葉明久