創業３９０年余り。
趣のある箱根の古き良き旅館でした。

館内
約４００年の建物ですから当然設備は古いです。
でもよくここまで手入れがされてるなぁと感心するぐらい
手すり・階段など館内はピカピカに磨かれています。

部屋
二階の眺望風呂付の部屋に泊まりました。
カビ臭いなどのレビューも見られましたが
そんなことはなく畳や木部などの昔懐かしの良い香りです。
入って正面に大きく窓があり目の前の早川を一望できます。

部屋半露天風呂
狭いながらもなんとか二人で湯船につかれます。
サッシ窓が無い半露天風呂で、
外は早川の流れや目の前にはモミジの木があり、
ぜひ紅葉の時期に再訪したくなりました。
シャワーがありますが圧が無くチョロチョロ程度で実質使えません。
ここはかけ流しの温泉を贅沢に桶でジャバジャバと使いましょう。

大浴場
シャワーもありましたがここではかけ流しの「流れる上がり湯」から
手桶でザッパザッパと全身に湯を浴びるのが醍醐味でしょう！
大浴場の湯船だけは循環式と記載がありましたが塩素臭もせず
気持ちよく浴びることができました。
部屋に風呂もありますが歴史を感じる上がり湯や石材の湯船はぜひ体験した方がいいと思います。

食事
標準コースをお願いしましたので当然豪華とは言えませんがどれもおいしかったです。
メインは白湯の鳥鍋。
このスープに〆の棒ラーメンが絡み、すでにお腹一杯でしたが完食です。
このスープと棒ラーメンは売店で売っていてお土産も買っちゃいました。
普段の旅行では部屋食を選ぶのでダイニング形式は久しぶりでしたが、
この一の湯の４Fにあるダイニングは部屋の造りや調度品に趣があり目が楽しめました。
隣の席との距離やアクリル板などに配慮がありコロナ対策もしっかりされてましたよ。
利用客が離れた後の清掃・消毒も細やかにされていたのも安心できました。
ちなみにここでの接客は外国のスタッフの方がされていましたが、
流暢な日本語で客への気遣いも感じられ談笑しながら楽しく食事ができました。

気になっていた一の湯本館
快適さを求めるのなら何倍でも予算を出して高級ホテルに行くのもいいと思いますが、
ここでしか味わえない老舗の箱根の宿を楽しむことができ大満足でした

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2021年05月