東山温泉の中心部にある歴史を感じる宿で、ロビーに竹久夢二の作品が展示されている。客室は改装済みとのことだったが、多少の古さが感じられた。風呂では、新設されたわたり湯が丸木張りの山小屋風の内装で、大きく開いた窓から川のせせらぎやセミの鳴き声が聞こえて好印象であった。しかし、露天風呂は山側にあるため眺望はほとんどない。姉妹館の湯めぐりサービスもあるが、今回は時間がなくて利用しなかった。食事は馬刺しや小づゆなど地元の素材を生かした料理で、福島牛の味噌漬けは美味であった。ただし、テーブル数に比べて給仕の人数が少なく、着席してすぐにすべての料理が運ばれてきてしまう点は改善したほうがよいと思う。朝食はバイキング形式だが、東山温泉では一般的なのでしょうか。朝食時間が９時３０分までなので、朝ゆっくりできたのはよかった。