和倉はこれで6度目か。今回、わっちの母と嬶ぁの母とがともに年明け早々に喜寿を
迎えるのでそのお祝いにうちの倅を加えて5人で待望の多田屋さんにお邪魔しました。
【旅行前】予約係の竹下さんに直前になってかなりの勝手我が侭を言ったにも拘らず、
丁寧に対応して頂き、安心してお邪魔する事ができました。
【立地】和倉の西南の端に位置し海との融和を感じさせるロケーションである。
【お部屋】特別室の内の神楽へ。大窓からは夕暮れの能登湾を一望。
クローゼットがある6帖次の間。トイレも2箇所。
洋間も大きなソファ4脚にTVも水屋も付き、なんの文句もない。
【大浴場】これでこそ和倉、という海に面したでっかい主浴槽。豪儀だねぇ。
露天も寒風が心地よく、露天壷風呂も風情があってよろしい。
女性陣の好評がピーリング。お顔の不老物がポロポロとれてスッキリ！
【夕飯】冬の会席…色々と趣向を凝らしつつもケレン味のない素材が生きる八寸。
造里では“寒鰤”に“能登姫大根”のおろしを添えて…甘味の勝った能登の醤油で、旨い。
しかし鰤に増して、冬の日本海のもう一方の横綱“ズワイ蟹”が旨かった。
筋繊維も太いし味も濃い。塩加減も絶妙で、ジュレ化と洒落た蟹酢とも相性がいい。
“香箱”も喰いたくなって困った困った。
“鮑のワイン蒸し”は小振りだが柔らかく、胆が旨いねぇ。
鱈の霙鍋は昆布ダシに能登の王道調味料“いしる”を加え深みのあるダシ汁が旨い。
【朝食】つみれの小鍋は、これまた“いしる”が利いており美味。
【サービス】一見して多田屋のゴッドマザーか!と思しき春子さんがご担当。
でも春子さんのような方にお世話してもらうのが一番落ち着くのよ。
春子さんいつまでもお元気で!大変お世話になりました。
また古希の祝いということで、柔和でお美しい若女将直々に
二人の婆さんへお宿からのお祝いを頂戴して恐縮す。
紫のチャンチャンコや座布団、地元有名店のお祝いのケーキ、
無料の記念写真撮影まで用意してくださり、さすが伝統のあるお宿だな、と。
【設備】そこかしこに生け花、九谷の逸品や地元画家の油絵、宿のシンボルである“椿”…
統一された館内の雰囲気が訪れる者を心地よく迎える。
これからも和倉の格式を守るお宿として末永くご繁盛される事を願っております。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

その他

同伴者

家族

宿泊年月

2013年12月