まず、今回利用したDX和洋室は、広さ、使いやすさともに大いに満足しました。3つある大浴場も個々に特色があり不満はありませんでした。
ここの問題は、夕食ですね。それも夕食の内容、味というよりもサービスを含めたコンセプト、客への思いやりのなさでしょうか。夕食の献立は、今回、食前酒から始まって甘味までの14種でした。料理の味は良かったのですが、料理が一品一品出てくるというよりは、一遍に出てくるという感じで、それは忙しない。担当の方は、食べている人のことはお構いなしにどんどん料理を出してテーブル一杯に並べて、「それではごゆっくっり」といってどこかへ行ってしまう。まるで、ファミレスのウエイターさんのような感じです。極めつけは、懐石料理のメインの献立「追肴」よりも先にその後に出てくるはずの献立「口替わり」が出てきて「こちらもどうぞ」ときた。これでは、料理長も泣いているのではないでしょうか。ちなみに、懐石料理のスタートメニューから最後の甘味が出てくるまで1時間23分でした。
実は、前日には、おもてなしで高名な箱根の旅館に泊まっていたのですが、そこでの献立では、懐石料理のスタートメニューから最後の水物が出てくるまで2時間30分ほどかかりましたね。どちらも同じように個室の食事処を利用しての結果です。一品一品私たちが食べ終わるのを見計らった頃に担当の方が次の品を運んでくるのと一気にテーブルに品を運んでくるスタイルの違いでしょうか、私どもは、せわしい食事は苦手なので今回は残念なことになってしまいました。大規模旅館にはゆったりしたおもてなしは期待しないほうが良いみたいです。

評価

• 総合3
• サービス2
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事1

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2017年02月