個人的に全国に有名な黒川や湯布院より良宿が多いと感じる小田温泉。
すでに老舗といった感じのある宿で、その「ぬかりなさ」にさすがだなと感じました。

露天付離れといった形式は今はもう珍しくないですが、内湯の立派さに驚きました。
そして脱衣所に冷たい麦茶が用意されているのは、まさに「気が利くねぇ～」といった感じでした。

広い敷地に部屋を詰め込んでおらず、浴場や食事処も点在させ、迷路のようになった通路の各所には休憩用の木のイスや、脇には温かいお茶が用意されていたり。

家族風呂も非常に広く眺めも良く、滝見と共にこちらもアピールしてはいいのではと思えました。

残念だったことは、看板でもある「滝見の湯」が夜間のライトアップを期待して行ったのですが、真っ暗で何も見えなかったこと。
母屋の囲炉裏に火が入っていなかったこと。
風呂桶が木桶だったらもっと趣きがあったかなぁということ。

あと、あいにくと風情のないお客さんが多かった日のようで、そこはとても残念。
でもこれは宿側の責任ではありませんね。
再度訪れる機会があった時、もしお客さんが少ない時であれば、それぞれ部屋は離してもらえると嬉しいかなと思います。

ここ数回で訪れた宿は、どこも素人に見抜かれるような手抜きの仕方が目立っていましたが、久々にとても満足感の得られる宿でした。さすがですね。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

恋人

宿泊年月

2010年12月