５月３日夫婦２名車にて美濃・関地方観光のため利用した。税込＠１４９３０円。温泉ではない料理旅館ということでほぼほぼの期待感？。到着後通された部屋は中庭向きではない渓流側の１０畳、これはこれで風情はあってまあ良い。「各部屋内装は異なります」とのことで、床柱・天井・欄間等の設えが素人の私にもわかるくらい凝った作りであったのは意外だった。風呂場はカランが３個、３～４人はゆったり入れる浴槽に温泉ではないがジェット気流が２筋噴出し、一人で入りゆったりとした時間を過ごせ気に入った。待ちかねた夕食。他のお客さんと広間でいただく。６組くらいの満室とのことで、、隣との距離もほどほどで気楽に食事を楽しめる。八寸は小ぶりで地物・季節のものが入り、先付に小鮎の南蛮漬け、これがまた気に入った。お造りもさらリとほどほどに海の良品が並び、納得するお造りである。茶碗蒸しも熱々がサーブされ、日本酒がすすむ。さらに焼き立ての鮎が出てきたのには驚いた。冷凍物と思い、いただいたその美味しさにまた驚いた。翌日確認し生との事で、ようやく入荷しだしたとのこと。飛騨牛は６切れもついて、わさび醤油・塩・タレの３種が用意され、私達夫婦の固形燃料の追加にも嫌な顔も見せずに対応してもらった。そのうち海老天が野菜天とともに揚げたてで供される。ふつうに美味しい。日本酒がすすむ。地酒がうまい。冷酒3３００㏄とお燗酒２本すべて違う銘柄を味わう。味御飯のふき御飯が旨い、白御飯もいただいたが美味しく
いただいた。デザートもきれいに完食した。清算時確認したが、お酒の値段も良心的な価格と感じた。朝食も明宝ハムのついたサラダ・温玉・温かい焼き鯖・地物野菜煮物・個鍋仕立ての味噌汁・漬物を美味しくいただいた。
素人の私ではあるが、料理全般を通じこちらで感じたこと。当たり前を当たり前にこなしているお宿ということだ。あまり既製品を使わず目に見える限り自分達にできる事を精一杯こなすとのポリシーをお持ちのようで、今の時代は、ある意味これはそれなりの覚悟が必要とは思うが、ご家族みなさんが自然体でいられるように見え、とても感慨深くチェックアウトした。正直、あまり繁盛しすぎてしまい今の良き雰囲気が変わらないことを強く願うが、それは他人の勝手な思いで、若き跡継ぎさんたちとまだまだお若いご主人と女将さんにエールをお送りしたい。

評価

• 総合5
• サービス4
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2018年05月