結構タイトな四国観光旅行の最終日、とにかく「ま～ったり」しようと考え、利用しました。

　これまでもそういう気分の時は、客室が少なめで、部屋にお風呂がついていて、といったタイプの宿を好んで宿泊していたのですが、こちらはそのなかでもナンバーワンです。

　温泉街の中心という立地にもかかわらず、静けさが確保されており、門をくぐっただけで異空間に飛び込んだ感じになります。お部屋はとても居心地がよく、ソファに腰を下ろした途端、初めての道後だというのに周辺の散策をする気がなくなってしまいました。冷蔵庫の飲み物も自由に飲んでいいといわれてしまっては、もう完全に軟禁状態です（笑）。スタッフの方はほどよい距離感を保ってくださるので、館内のパブリックスペースでも自分の別荘にいるような感じでとにかくくつろげました。

　食事のお世話をしてくださった仲居さんは、すごく笑顔が素敵で、食事が楽しくなりました。その仲居さんは見送りもしてくださったのですが、今治への行き方を尋ねたところ、宿の前の道をどっちに行ってもすぐに案内標識があるというのに、どっちから行ったほうがよりわかりやすいか、一生懸命考えてくださいました。このようなスタッフの方がいらっしゃる宿ですから、すべての面で行き届いているのは当然だな、と帰路につきながら思いました。

　もし愛媛に、いや四国に住んでいたら一切の贅沢をやめて毎年１回は利用すると思います。四国の方がうらやましいです。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2011年09月