老舗の旅館のようであるが、従業員全体でお客をおもてなししようとする気配はなく、完全な縦割り分担の旅館のように感じる。
客室への案内担当は不慣れな感じがし、1週間前に採用されたような感じがした。
客室には珍しくうがい薬が設置されているが、シンプルなスッキリとするものにして欲しい。
大浴場の担当はタオルを片付けるのが忙しようで、団体さんが入った後、桶や椅子が散らばった整理されないままに放置されていた。
食事処が下の下で、食事時間に行っても案内できる担当者はいなく、ようやく席についても。注文したビールが出てきただけで、5分以上経っても食前酒さえ出てこず、献立の説明もなく。放置された。
席に着いたときに、皿鉢料理が大皿なので、テーブルが大きくなってますと説明があったので、どんなに立派な皿鉢料理が出てくるかと思いきや、４人前５品程の刺身が中皿で、メインのカツオのたたきがたったの３切れ、他も２切れずつの質素な内容であった。特に、伊佐木の姿造りが（伊佐木サイズよりも小さい）小鯛に代わっているにもかかわらず、メニュー変更の説明もなく、小鯛を伊佐木と説明したあげくに、「高知では鯛を伊佐木というのか」とイヤミな質問をして初めて、確認するようなお粗末さであった。また、添え物に使い回しのような変色したレタスがしっかりと使われており、添え物の野菜は食べれない印象を植え付けられた。
献立は粒単位や欠片（あさりより小さい）サイズのアワビまで、食材のほとんどを表示されてボリューム感のあるような内容になっている。釜めしも焦げだらけで食べれなく、人生初めて、旅館で満腹感の無い夕食を体験した。
客室は分煙されているにもかかわらず、食事処は分煙されておらず、運良く喫煙者がいなかったが、宴会場からの煙がダクトから伝わり、臭ってくる（クレームを入れても食事処の従業員は全く気がついていない状況）という、時代遅れのサービスと設備に驚いた。
ただ、朝食は夕食よりも良く、駐車場の担当の方も出発時に道路の真ん中まで誘導してもらいありがたかった。

評価

• 総合3
• サービス4
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂3
• 食事1

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2016年07月