エントランス外まで車をお出迎え頂き、チェックイン・アウト共親切丁寧でした。暖炉のある山小屋風のラウンジが広く、心地良いです。　
今回の部屋は、鄙びた風貌のあじさい館でトイレ風呂洗面なしでしたが、湯治宿で慣れており、むしろ大浴場に一番近い部屋で便利でした。
只、防音が弱いので音が気になる方はりんどう館がお奨めかも。
食事はりんどう館のレストランにて。ちょっとはしょってますが、夕食のお品書きは嬉しいです。しゃぶしゃぶの八幡平ポークあいは柔らかく、ハタハタ南蛮漬けや銀鱈クリーム焼きなど魚料理の味加減も丁度良く、美味しく頂きました。
別注で地酒３種の利き酒セットを頼みましたが、それぞれ特徴があり、バイキング式のチョコレートフォンデュやミニケーキ類も楽しめました。
朝食は軽めな和洋バイキングでしたが、ひっつみ汁が嬉しい。
温泉は、金の湯の脱衣所の洗面が明るく綺麗でした。
強塩泉のにごり湯は鉄分の香りが強く、成分が再結晶化したものが堆積し棚田のようでユニークなのですが、なんせ浴室を歩くと足の裏が痛い。研磨してもすぐ積もるようで、それだけ濃い源泉掛け流しの温泉とあらば有難く思えるかな。
露天はラジウム鉱石の人工泉ですが、夜間は真っ白な湯けむりで幻想的な雰囲気を味わえました。
スウェーデン製サウナは時間なくて入れませんでしたが、宿でスチームは珍しいかも。
もう１ヶ所の寂聴さん命名の銀の湯「らくらく湯」も自噴泉なので、源泉の出が良くない時はハーブ湯となりちょっと残念ですが（生き物なのでご機嫌悪い時もありますね）、天井の高い木造りで湯小屋のような風情があり、朝晩とも貸切状態でのんびり浸かれました。
チェックアウト後は、宿から車で約15分の桜松神社に寄り、不動の滝まで進みました。雪景色の中、岩々の間を流れ落ちる滝は、まさに墨絵のようでした。太鼓橋の赤い欄干越しに観ると更に映えますね。
安比は初めてでしたが、食に温泉に色々と冬の東北を楽しみました。

評価

• 総合4
• サービス5
• 立地4
• 部屋3
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

その他

宿泊年月

2019年12月