仙台から1時間余りに立地するが、公共交通機関と連携して往復の交通費が利用料金に含まれているのが良かった。
ホームページが充実しており心躍らせて訪れたが、建物や什器備品、アメニティなどは経年劣化に対する対応が十分とは言えず必要最小限という感じで期待を裏切られた。室内のガラスの汚れなども目に付いた。
館内施設も営業時間が短く、従業員もかなり目立たずとても地味な感があった。印象としては“会社の山の保養所”といったところか。
周囲に何もないところなだけに残念であった。
夕食の鮑は肉薄で牛タンも干からびていた。
朝食バイキングは品数は多くなかったが、それぞれは充実していたと思うし、会場は広く朝日を浴びてゆっくり食事を楽しめた。
浴場は広く湯量も豊富で清潔感もあった。露天風呂も併設されていたが周囲は囲まれ、山のホテルではあるものの景観を売りにするものではなかった。流し場のシャワーはシャンプー時のシャワー掛けがなく、常時片手で持ちながら使わなくてはならないため使い勝手がとても悪かった。
また、建設会社系のホテルであるが洗い場周りの床勾配がうまく取れてなく、水はけが悪いところがあった。
室内は加湿器がなく乾燥し切り、夜間口内が乾き何度か目が覚めた。
ユニットバスの蛇口のパッキンが緩く、きっちり閉まらなかった。
きわめて個人的な感想であるが、バスがホテルの玄関前に発着するにもかかわらずホテル従業員が誰一人として出てこないのは他館からとの比較では違和感を感じた。
この半年、主として宮城県の温泉を月に1～2度訪れているが交通費を含むとしても価格面でのメリットもなく、総合的に再訪問は全く考慮の範囲外の評価である。

評価

• 総合3
• サービス2
• 立地3
• 部屋4
• 設備・アメニティ2
• 風呂3
• 食事3

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2015年12月