ここ数年、奈良に惹かれて幾度も旅しながら、奈良の宿では洗練された食事は頂けないと言う思いを定番にしていました。
（決して奈良の食べ物がまずいというわけではありません。茶粥、三輪そうめん、柿の葉ずし、山里の地野菜等々、皆素朴ながら奥深い味わいのものばかりです）
ただこの度この角甚さんに泊まり、夕食を頂いて、そんな先入観も吹き飛び、まさに目から鱗！頬は落ちっぱなし！の至福の時を味わわせて頂きました。
言わば山里の料理ながら、名水・ごろごろ水で仕込まれた豆腐にこんにゃく、蕗の薹をはじめとする山菜の香り高くゆかしい味わい、そして鮎等の川魚に鹿肉・・・
始めて頂いた岩魚のお刺身の味わいは、ただただ感激でした！
宿も古式ゆかしい佇まいながら、ほどほどに近代風な改善もなされていて快適に過ごせました。
宿の方の対応も非常に丁寧で心篤く、嬉しいものでした。
少々不便な地にあるものの、また天河弁財天様にお参りする際には必ず常宿にさせて頂きたいです。
今度は桜の頃に訪れたいと願っています。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2010年11月