まず行く途中で道を尋ねるために電話をいれたのですが、丁寧な対応とは言えず不安を覚えました。実際に行ってみると大女将のようなお婆さんは愛想がよくて可愛らしい感じの人でした。(電話口のおばちゃんとは違う人だと思いますが・・)
　建物施設ですが、観光旅館と銘うっているものの、「それいつの時代の話？」と言いたくなるほどのボロさ・・もう完全に民宿ですね。最初から民宿と表示しておいてほしかったです。洗面・和式トイレ付の和室でしたが、トイレは蜘蛛の巣どころかデカイ足長蜘蛛の死体まで転がっていました。窓際のスペースには絨毯（フェルトカーペットのような敷物）が敷いてありましたが、裸足で踏むのを躊躇するくらいのボロボロさでした。畳もゴロゴロするには「えいっっ」と気合を入れる必要があります。
　お風呂は温泉でお湯はぬるぬるして気持ちいいですが、沸かしすぎで（冷泉なのかしら？）お水をジャージャーいれてその水の周りにやっと入れるくらいのものでした。その足し水のせいで（？）シャワーは湯量が極端に少なく「もう、なんじゃこりゃ？？」って感じです。シャンプー・リンス・ボディシャンプーだけ浴室においてありました。脱衣所にはバスタオル・ドライヤー・エアコン・扇風機はありません。あっつあつのお湯から出たら、湯気がもうもうの脱衣所で着替えてダッシュで出なければのぼせて倒れてしまう～～
　一応、仲居さんが布団を敷いてくれましたがペラッペラのせんべい布団！！押入れをあけると、これまたボロッボロのマットレスがあったので、ぶつぶつ言いながら自分達で敷きなおしました。
　悪いところばっかりではなんなので・・・料理はなかなかでした。鯛のお刺身＆宝楽焼きは確かにおいしかったです。ただ、量が多すぎて女性二人ではとても食べきれず、たくさん残ってしまいました。次の日の朝食に出されたご飯は黄色くなっていて、明らかに夕べの残りのご飯をまた炊飯器に戻したのだとわかりました。（あっ、また愚痴がでちゃった）
　旅館の前がイビ漁港で、マリーナから渦潮遊覧のクルーザーが出ています。大型船と違って浅瀬までいけるので、かなり間近に渦潮が見れます。たいへん迫力があってお勧めのレジャーです。
　全体的な感想は、この施設でこのサービスなら一泊７，０００円がいいところだな！！！１２，０００円は取りすぎよ！！！ってかんじです。