９月２１日、湯治部に夫婦で宿泊。月１回は全国の温泉旅館に宿泊しているが、湯治部屋への宿泊は今回が初めてであった。普通の温泉旅館に飽きてきたこともあり、今回は非常に興味をもち宿泊した。
　藤三旅館は立ち湯（白猿の湯）で全国的に著名な温泉宿、秘湯とも称される宿である。到着してからの出迎えと説明、これは素晴らしかった。情緒あふれる対応であり、旅人の緊張感を大いに開放してくれた。本当に来て良かったと思う瞬間でもあった。
　温泉（泉質等）は想定・予定した通り期待に沿うものであり、連泊への思いを生じさせるほどであった。食事はグレードアップしてお願いしていたが、恐らくそうでなくても期待できる内容のものであったと推測できる。部屋も湯治部屋としては◎、全く問題なし、清潔であった。ただし、宿泊者は日本の湯治の歴史を勉強してから利用すべしか。
　今回初めて湯治部屋を利用したが、湯治ということの一体感か、宿泊者のマナーは極めて良く、関心させられた。顔を合わせれば必ず挨拶するという具合に。
　結論として、本当に静かに過ごしたい、夜に熟睡したいという方は、湯治部屋への
宿泊はおすすめである。逆に、大勢でワイワイしたい方は、悪いが遠慮というか、宿泊しないでほしいと感じた。湯治部屋は、心身をリセットするための施設であるからに。最後に、珍しくまた宿泊したいと思った部屋、宿であった。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地3
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2017年09月