この度は、「保養」と「自然」の宿をご利用いただけましたこと、ありがとうございました。
さて、お部屋の選定に際し、当館からのご情報が不足しており、お客様には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ございませんでした。

当館は、本館（和室・全２６室）、樹林棟（洋室・１０室、和室、１０室、全２０室）とも、竣工から３０年を経た「時代の宿」でございます。

東日本大震災の後すぐ、前オーナーが宿を閉め、約１年の間、宿は手付かず状態でございました。買い手を探していた折、現オーナーの手に渡りました。

しかしながら、人・物・金に余裕は無く、リニューアル工事無しで営業を開始いたしました。
ボイラーの修繕、畳の張替え、屋根の補修工事、厨房機器の入れ替え等、最小限度の投資はいたしましたが、いわゆる、客室や大浴場のリニューアルまでは行えませんでした。
このため、以前のオーナー時代は、１泊30,000円～50,000円の客単価を誇っていた高級リゾートホテル路線を改め、セルフサービスを基本とし、社員数を最小限度に絞り、通常期１泊２食付きで10,000円～20,000円、年末・年始・GW・お盆期15,000円～25,000円にて、気軽にお越しいただける大衆旅館として宿屋を営ませていただいております。

部屋は広いが・・・とお感じになられたのは、こうした裏事情からでございます。
樹林棟も同じく、リニューアル工事は行っておりません。

お客様には、「馬鹿がつくほど正直たれ」が私の信条でございます。
お客様のクチコミをご覧になられて、宿の選定に際しミスマッチを防ぎ、少しずつ、1歩ずつ、ではございますが、「宿の進化」を図っております。