令和３年11月のコロナ緊急事態宣言解除後に宿泊させていただきました。　コロナ対策との事で、客と従業員の接触をさける為に到着時には既に布団が敷かれており、荷物を運ぶ等のサービスや部屋までの案内は一切なく、フロントで鍵と浴衣を渡されました。３人での宿泊でしたので８畳の部屋に敷き詰められた布団におされ、テーブルは縁側に移動させられており、如何にコロナ対応とは言え風情のない部屋でした。　温泉は単純硫黄泉で源泉掛け流しです。ただし湯温を下げる為に加水しています。本館に併設された家族風呂や男女風呂があります。こちらは部屋から近く便利です。後述の風呂とは違い吐出口の手前で温泉と水を混合し適温に調整された状態でお湯が出ています。　他に景色の良い崖の上に露天風呂や家族風呂があります。ここは湯温を下げる為に別の配管で水を足しています。その結果、表層はお湯で下層はぬるい水になっていました。掛け流しにより浴槽からあふれ出るのは表層の熱い湯なので、いつまで待ってもぬるいままでした。もっとも酷かったのは、露天と内風呂のある男湯で、内風呂はほぼ水でした。表層のお湯が外の露天へ流れ込みそのまま浴槽外へ流れ出る状況になっていました。こんな状況なのに何故お宿の担当者が気づけないのか不思議に思いました。　露天風呂の景色は良く、山間部で町の灯りも無いので星空も最高にきれいです。しかし、あまり足下を見ない様にしなければなりません。風呂を囲う垣根近辺には廃材等やゴミや空き缶が放置されており、雑草も茫茫としており、残念な感じをうけます。　さて、今回は海鮮会席料理をお願いしました。天草産の魚との事で、アジや真鯛は美味しく頂きましたがしたが、まるでミズダコの様な薄味のタコには残念でした。　今回の宿泊で一番問題だったのは部屋の温度です。ここは夜に冷え込む土地なのでセントラルヒーティングされていますが、温度調節の方法がわからなく、暑くて寝苦しい夜となった事は残念でした。お願いすれば調節できたのかもしれませんが、なんだか言いにくい雰囲気のフロントマンでしたのでこちら側が勝手に我慢しただけの事です。　少々辛口のコメントになりましたが、コロナで客の足が遠のき、お宿側は従業員数も減らして耐えていらっしゃるのだと思います。こんな時期に従来の様なサービスやもてなしを期待してはいけないのだろうとつくづく思いました。

評価

• 総合2
• サービス2
• 立地3
• 部屋2
• 設備・アメニティ1
• 風呂2
• 食事3

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2021年11月