チェックインより２時間前に到着。玄関を入ると右側面に４６インチテレビに穂高連峰の山々が空撮映像により放映されていた。リュックを預け散策したく受付にお願いしたところ快諾され、梓川左岸を散策し戻って来たのが３時頃、３組程が受付カウンターにいたが係員は一人で対応しており混雑の様子。３時頃のチェックイン時間帯は二人程度で対応する臨機応変が必要かと思う。暫く待たされ係りの方の案内により部屋へ、廊下には穂高の小さな絵画が各部屋の間ごとに飾られ和みを感じる。部屋に入り係りの方から丁寧な説明を受け、障子を開くとそこは先ほど外で見ていた穂高連峰の山々が聳え立ち、天空の青は深く峰々の山頂付近はパウダーシュガーを篩いにかけた様な美しさ、中腹は氷河を思わせる雪渓、眼下には梓川の清流と、言う事無しの絶景で見応え満点の部屋である。部屋は緑を基調に漆喰の落ち着いた和室である。床の間には絹地に薊の花が淡いピンクと白で描かれ、葉は濃い緑で力強く描かれた美舟作の掛け軸が飾られ、置物は鋳造のお猿が飾られていた。部屋に茶道具は基よりコーヒーが有るのは嬉しかった。モンブランを注文し、美味しく頂いた。夕食はバイキングだがお盆が無く少し不便である。品数はあまり多過ぎずこの程度が適当かと思われる。酒の種類は色々有り部屋でどれにするか迷っていたが、結局生ビールと河童の夢と幻の酒にした。幻の酒は美味しかった。お風呂は遅く入り私だけだったが、後から２人入って来たが狭さは余り感じなかった。夜空を見上げると満天の星が輝いている。朝は右側のカールから徐々に明るくなってくる。外は霜がまるで雪が降った如く白くなっている。撮影者が既に数名、早朝の穂高の撮影は白樺荘の前が絶好の場所と思える。朝食もバイキングだが時間通り行ったところ、既に出されてあった茶碗蒸し風の物は時期的に寒い事も有りほとんど冷めていた、味噌汁と同様に温かい内に出して頂くと有難いと思う。夕食時の箸は黒塗りの箸で洗えば何回も使える箸でエコを感じたが、朝食は割り箸で夕食時の箸と同じにすれば良いと思う。しかし、白樺荘は明治二年から創業との事、先人の偉業は１４２年間引継がれ今日に至っているが、今後も登山者及び観光客に愛される様、更なるサービス向上に勤めて頂く事を望むものである。

評価

• 総合5
• サービス4
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2010年11月