ORIXホテル＆リゾーツが古い温泉ホテルをリメイクした宿。建物上部の目立つネオンサインは別として、表通りに大きな看板や案内があるわけでもないので、事前にルートを調べておく必要があるかも。

正面玄関の貧相な作りと、一歩入ったロビーの作りの過分な豪華感には相当な乖離がある(‾▽‾;) この手の宿の特徴として、ロビー等のパブリックスペースに当たる場所の手の入れ具合に比して客室のそれは如何なものかと思うところが多いが、ここもご同様であった。まあ気にしなければ良い程度であるのかも知れないが、ちょっとした物入れの襖が張り替えられていなかったり、床の間によく分からないタペストリーが掛かっていたり、逆に大きな壁には絵の一枚も掛かっていなかったり、古い造作をそのまま残していたり...と、ちょいちょい気になる所が...。まあ基本的にきちんと清掃はされているのだが、その部屋の造作のチグハグさ加減が部屋全体を安っぽく見せる結果になっていたのは残念。

この宿の“売り”は多様なメニューが揃うバイキングということで私達も期待していた。会場が最初から“バイキング会場”として作られているあたりにも力の入れ加減が窺えた。
内容的には食の豊かな地方らしく、多くの郷土料理や和食の“おばんざい”が並ぶあたりは会津若松らしい。しかし実はこの郷土料理が多いメニューというのは殊更に目新しい訳ではなく、同じ東山温泉の某宿や芦ノ牧温泉の某宿でも行っていて、この地に来馴れている人からすると新鮮味に欠ける。それでも朝のバイキングには喜多方ラーメンの“朝ラー”が提供されるなどちょっと目先の変わったものも。

温泉は露天を備えた大浴場が二つ、時間で男女別が入れ替わる方式で、こちらは綺麗に造作されていて好印象。

全般的にみてよくある“大手温泉ホテル”と変わるところは無かった。温泉宿の情緒や都市型ホテルの高級感とは無縁だが、家族連れや大人数での温泉旅行等にはもってこいかも。ただ最低人員で運営しているようで、チェックイン後も鍵を受け取って自分で荷物を運ばなければならないあたりはビジネスホテルのようだったが...(‾▽‾;)

評価

• 総合3
• サービス2
• 立地3
• 部屋2
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2019年05月