木のベンチが置かれたエントランスを通りこじんまりとしたロビーに入ると、巨大なスピーカーから抑え気味のボリュームで50年代から60年代のアメリカンポップスが心地よく流れていました。洋館の居間のような空間の奥の大きな窓からは三隈川の川面がきらきらと光るのが見えました。ツボにはまるというのでしょうか、いっぺんにこの小さなホテルが気に入ってしまいました。
お部屋は洋風なデザインの障子を使った和風モダンなしつらえで家具はアンティーク調の欧米風。3人での宿泊だったためエクストラベッドを入れていただき多少手狭なはずなのに、障子を開けると広い窓で、三隈川と部屋が一体になったような感じがしました。障子の一部が破けていたこととほこりが桟に少し溜まっていたのが少々残念でしたが。
温泉のお風呂は貸し切りで使えます。お湯はさらさらで気持ちがよく、4人くらい一度に入れます。シャンプー、コンディショナーは三種類置かれていました。食事は普通かなと思います。1ドリンク無料のサービスが嬉しかったです。日田のビール工場製の生ビールがおいしかった。
とにかく川に面したお部屋が居心地がよかったので茨城から来た友人二人も非常に満足していました。早朝の川べりの散歩も爽快でした。ホテルのある隈町界隈は生活感もある中に古い商家の建物や土蔵が立ち並びなかなか興味深い場所でした。福岡在住の私は日田には日帰りで何度が来たことはあるのですが、こちらに泊まらせていただいて日田の魅力を再発見した思いです。是非また利用したいですが、できれば一人でも泊まれるようなコースの設定があればと思います。

評価

• 総合5
• サービス4
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事3

旅行の目的

レジャー

同伴者

友達

宿泊年月

2019年05月