私の泊まったGOKO棟４０３室(２名まで)は土蔵作りの倉庫をリノベーションした建物でした。
蔵を丸ごと貸し切るなんてワクワクしましたが、中は洗練されたモダンな雰囲気、足を目一杯に伸ばせて寛げる檜風呂、それでいて随所に明治期の「蔵」を感じさせる壁や扉などを遺していて最高でしたね。
テレビが無いのも逆に良い。おかげで外の祭のお囃子がよく聴こえました。因みにWi-Fiは有るので安心。

この棟独特の急階段は、足の不自由な方や年配者にはちょっと無理ですが、当方にとっては城の天守閣や祖父母の田舎にあった階段みたいで、少々キツいけど楽しく上り降り出来て却って良い想い出となりました。
またアメニティの入った波紋様柄の巾着がとっても素敵で、本当にタダで貰っても良いのか一瞬迷ったくらいです。

佐原は２回目ですが、最初来た去年たまたま寄った和雑貨のお店が実は宿の直ぐ隣...というより同じ敷地内で、その時お喋りした女主人が何と私を覚えててくれていました。
その「並木仲之助商店」さんも中村屋一族だそうで、「私も子供の頃ふつうに蔵に出入りしてたわよ」なんて話も伺いました。
そんな蔵に今自分が寝泊まりしてるなんて、と考えるとちょっと面白かったです。

フロントの上のレストランで摂る夕食は最高で、夏の佐原大祭の三日間、忠敬橋が見下ろせる特等席にて、山車の掛け声や佐原囃子などの祭の雰囲気を楽しみながら、美味しい料理に舌鼓。正に殿様気分でしたね。
ホテルマン、シェフ、スタッフも皆さん優秀で至れり尽くせり。スタッフには地元の若い方が多く、祭や佐原について実に色々と教わり感謝感謝。

佐原は大祭以外の時期に来ても本当に素敵な町なので、この地に根差し、どれ一つ同じものは無いという各々の棟で、贅沢な時を過ごすのも偶には良いと思いますよ。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2019年07月