結婚して35年を記念し、雑誌とかでよく名前を目にする「粟津温泉法師」へ旅行に行きました。この宿は立派な中庭に延命閣という貴賓室があり、その回りに宿泊棟があって中庭が見えるよう廊下でつないである旅館です。1週400ｍ位もあるそうです。宿に着くとまず庭の見える部屋に通され、ウエルカム抹茶を頂きます。手際の良いチェックインを済ませ、ロビーで案内係が来るまで待ちますが、席が少なく部屋の隅の椅子で10分弱待たされました。私たちの担当はネパール人のブンさんです。ブンさんの案内で中庭を見ながら部屋まで行きましたが、何しろ1週400ｍ位あるのでかなり歩きます。部屋の入口は引き戸です。今時と思いながら部屋に入るとかなり古い部屋です。床は何処を歩いてもミシミシと音がします。風呂へはタオル・バスタオル・鍵など持って行かなければなりませんが、持って行く入れ物の篭などはありません。風呂は、広い内湯（あつ湯とぬる湯）・露天風呂・サウナがあります。どの風呂もぬるめです。サウナは70度しかありません。どうしてこの宿を選んだんだろうと考えました。しかし評価は一変します。部屋食なので夕食準備にブンさんが来て準備を始めます。テーブルにどんどん料理が運ばれます。アワビと牛ステーキ・鯛の兜煮など、こんな料理が出ていいの？みたいな感じで並べられていきます。どれもこれもいい材料使っているのでしょう。すべて美味しかったです。量も多いので腹がいっぱいになって４合瓶の日本酒が飲めなくなりました。翌日の朝食も海の幸・山の幸のてんこ盛りでした。ここで昨晩残した日本車の登場となりました。朝湯に入り、朝酒を飲み、朝寝をして小原庄助さん気分です。11時までゆっくりして、妻の運転で帰路につきました。今思うと食事も凄かったけど昭和の頃の宿みたいだったなと思います。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋3
• 設備・アメニティ3
• 風呂4
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2023年11月