この度は当館のご宿泊いただきまして誠にありがとうございます。
はじめに、ご宴会時ご迷惑をお掛けしたにも関わらず、謝罪もなく誠に申し訳ございませんでした。
弁解の余地もなく当館の過ちには違いありません。
すぐにおしぼりで拭いたとはいえ、乾いたタオルが欲しいのは仰る通り、言うまでもありません。同じ立場になり、考えてみればすぐに分かる事です。
畳の湿りもそうです。「乾いたタオルを敷く」などの対策をしたり、足袋のご用意をすればきっと少しは気にならずお食事を楽しめた事と思います。
浴衣のサイズも「会話を復唱する」たったこの事一つで、のミスは防げたはずです。
当日対応させていただいたスタッフは研修中で不慣れな部分が多くあったという事は事実でございます。
しかし研修スタッフをカバーできなかったメイン担当の責任でもあります。
不慣れだからこそ、ベテランスタッフが就き一緒に接客を学んでいくものです。
さらに、今回起こった出来事がフロントに連絡がされていなかったという点も、大きな過ちでございます。
本来ならば、お客様にご迷惑をお掛けしてしまった時は、部署間ですぐに報告を行ない、お詫びをさせていただく事となっておりました。
しかしながら、今回はその話がフロントに行き届いておらず、チェックアウト時、謝罪の一言もなく誠に申し訳ございませんでした。
たとえお客様が、気にしていない、と思ったとしても帰り際に一言もないと、後味が良くないのは当然です。
どんなに他の対応が良くてもその一つで楽しかった思い出も、全てを乱してしまうくらい苦い思い出へと変わってしまうものです。
折角のご宿泊が残念な気持ちで終わらぬよう、今後は各部署で連携がしっかりと行き届くよう十分注意してまいります。
この度のご宿泊、誠にありがとうございました。