この度は当館をご利用頂きありがとうございます。また、多角的な視点からの分析と肯定的なご意見、ありがとうございます。
ご宿泊頂きましたビジネスツインのお部屋ですが、ご宿泊されたとおりのお部屋でして、一般和室、或いは特別なお風呂のついたお部屋と比べると様々な面で各段に「長所」のない設えとなっています。
現在コロナ禍が顕在化しており、皆様お仕事か否かに関わらず、ご旅行・ご移動は控えていらっしゃいますが、皆様がご安心して活動できる暁には、ご宿泊頂いたビジネスツインのお部屋を含め、また新たな展開を思慮しており、ご期待下さいませ。
また、若干付け加えさせて頂きますと、現在はこの楽天トラベル様の「新型コロナウィルス感染予防対策について」のページに記載しているとおり、朝食は、和会席のお膳スタイルを主にし、ご飯、お汁などは係りが給仕して、残り一部をブッフェの体裁、場合によってはブッフェはせず、お膳のみの対応となっています。
この朝食の対応がいつまで続くか、それはコロナ禍との関係によるので、確とは申し上げられませんが、できるだけ早くご評価頂戴したブッフェスタイルに戻ることができれば、と思っています。
また、ご宿泊頂いた際、苺が品切れをしており、大変申し訳ありませんでした。
丁寧なご指摘、ご筆労、ありがとうございます。
そして最後に、私たちがあまり経験したことのない今の世界は、極めて逆説的な言い方をさせて頂けば、『ヴェニスに死す』や『コレラ時代の愛』、或いは１００年ほど前の斉藤茂吉の短歌のような、ある意味では芸術に昇華された世界でもありますが、例えば、映画『ベニスに死す』に流れるマーラーの「アダージェット」は、彼の「ミューズ」たるアルマへの愛の詩の一篇、同じく、レハールの「唇は語らずとも」は、ダニーロヴィッチとハンナの愛の囁きであり、私もそのような先達たちの遺産を慰めに、この時期を乗り切りたいと思います。
呉々もご自愛頂き、遠くからではありますが、ご健勝をお祈りしています。
ありがとうございました。