Ｈ20年11月08日(土)に一泊しました。

お宿としてはまだオープンして一年が経っていないらしく、カーナビに出なかったので辿り着くまでは不安でした。

お宿は趣があってぬくもりを感じました。薪の香りが何ともいえません！とても歴史のある古民家です。宿として使いやすいように御主人がいろいろな手を加えたあとがあり、お風呂に行く地下は手作り感満点です。今月中には大きな樽で新しいお風呂も作ると言っていました。
夕食は地元の食材をシンプルにいただきましたが、量と種類が十分過ぎるくらいで全部食べきることが出来ませんでした。

このお宿の最大の魅力は、手を加えていない自然と人間の温かさと空気とお水が自分の日常生活をリセットさせてくれるところだと感じました。

裏に流れている川は常に音を立てていて、まさに自然が与えてくれるBGMです。でも、倒木や川岸に打ち上げられたゴミは自然災害の恐ろしさを教えてくれました。
テレビを観なくとも、御主人のお話は私たちを未知なる世界へと誘(いざな)ってくれました。婚約もしていない私たちふたりにとって夕食時の御主人との語らいはとても興味深く、たまたま留守にしていた奥様にもまた訪れて絶対にお目にかかりたくなるほど素敵なご夫妻だということを思い知らされました。憧れの夫婦像ですね！

私は出張帰りに立ち寄ったのでアメニティーはさほど必要としなかったのですが、手ぶら旅行ではなく自分の生活で必要なものは持参したほうが良いと思います。親戚のお家にお世話になるような感覚だと思うといいと思います。


本当に現実の生活で時間に追われている私たちにとったら、時計も全て忘れてのんびりすることが出来て本当に思い出深い旅になりました。

『また疲れたら来てください』
という別れ際の御主人の言葉がとても印象的でした。

樽のお風呂、次回とても楽しみです。

【ご利用の宿泊プラン】
団塊世代の田舎暮らし
純日本建築、匠の技が造りあげた１２畳二間、24畳の和室