価格を低く抑えると，こうなるのかという見本のようです。決定的な不満はないのですが，リピータにはならないと思います。その理由を箇条書きします。
１．かなり気になる音が，ずっとする。電車が走る音だけではなく，ずっとモーターが回っているような音がする。エアコンや冷蔵庫かとも思ったが，登山電車に関連する音のようだった。また，上の階や隣の部屋と思われるが，子どもが飛び跳ねている音がした。一昔前の安アパートのようであった。
２．ナイトテーブルがないだけではなく，時計がない。夜にトイレに行くための「常夜灯」的なものもない。時計は激安のビジネスホテルでさえも付いている。
３．ビュッフェ（バイキング）スタイルの食事は，特にまずいというわけではないが，箱根に泊まるという意味がどこにあるのだろうか。朝食にかまぼこと干物があって，小田原が近いということに気がついたが，夕食の「目玉メニュー」はローストビーフなのかもしれないが，箱根のホテルとしての特徴はない。
４．温泉の湯船から外を見ると，ビニール＝ホースやコンクリートの壁が目に入る。豪華な庭を造れとはいえないが，もう少し雰囲気のある工夫はできないのだろうか。露天風呂も，一工夫ほしい気がした。
５．玄関が１階，フロントが地下１階というのも釈然としない。よく見ると，フロント脇のロビーなどにアンティークの家具などが置かれているが，「手を触れないでください」という注意書きがむなしく，十分に生かし切れていない。
　以上，決定的な不満がないのだが，箱根は交通の便が良いだけに，また泊まろうという魅力に乏しい。不満ばかりのようですが，少しでも良くなって欲しいと思って苦言を述べました。

宿泊年月

2009年08月