いな1304 様
このたびのご帰省では宿泊先としてホテルキャッスルをお選びいただきありがとうございます。
しかし今回のせっかくのご滞在が、いな1304 様にとりましてたいへん残念なものになってしまいましたことにつきまして誠に申し訳なく心より深くお詫び申し上げます。
ホテルとは「そこで過ごすことで、豊かな気持ちになれる場所」であり、特に私どもホテルキャッスルは日頃より「施設は古くなっているけれども、ご利用いただいたお客様お一人お一人に“また次もこのホテルに来よう”と思っていただけるような親切で丁寧な気持ちの伝わる接遇をしていこう」と話し合って臨んでおりますところ、「対応一つでせっかくの思い出が台無しに」とまでのお気持ちにさせてしまうこと、「ホテル側がお客様を選ぶような宿泊施設」とまでのご評価は、職場を創る当事者として、ただ恥じ入るばかりでございます。重ねてお詫び申し上げます。
これはスタッフの業務上の経験や知識の不足、或いは技術の欠如に因るものではなく、「マインド面のコンディション」に起因することと考えております。すなわち根本原因は「職場そのもの」であり、このたびいただきましたご指摘の事象は「繰り返されている日常」の中のひとつについてご指摘をいただけたものとして、私自身の猛省に繋げてまいります。

スタッフは常に一所懸命に業務に励んでおり、それゆえに目の前の不足や不安から気持ちの上で自らを孤立させ、気持ちのコンディションがささくれだっていくのだと考えます。いつも前向きに精一杯を尽くしているのであれば「なおのこと」百万人にお一人でもこのたびのようなご指摘をいただくことのないよう、100%を尽くすべきであると今一度スタッフ皆と気持ちを揃えてまいります。
このたびは本当に残念で申し訳ない結果のご滞在となりましたが、ホテルキャッスルのスタッフは皆がいつも懸命に頑張っておりますので、もしも再びの機会をお与えいただけたならば、きっとご満足いただけるご滞在のお時間をご提供できるはずでございます、是非またお越しいただきたく、スタッフ皆で心よりお待ちしております。
このたびは熊本ホテルキャッスルをご利用いただきありがとうございました、そしてたいへん貴重なご指摘をいただきありがとうございました。

2023年5月17日
熊本ホテルキャッスル　総支配人　角田吉顕