昨年6月にこの宿を見つけて以来、立ち寄り温泉を含めて６回目の訪問です。つまり、２か月くらいするとムズムズと行きたくなる、やみつきになる「体温温泉」です。
仕事柄、月に10泊くらいするので、同じ地域でもいろいろと訪問することを趣味のようにしていますが、甲府に来たらココ、信州から横浜への帰りに中央道が混雑したらココ、と近くにきたら、絶対に日の出に寄ってしまいます。来る以上は、夕ご飯、朝ごはんと二食いただき、4時間くらいは温泉につかりたいので、忙しいときはパスせざるを得ないのですが、とにかく行きたくなるのです。
まずは、温泉。二種類の温泉が４：１くらいの容積比で隣り合っています。まず、自家源泉の36.5-36.9くらいの体温のような温泉は、体に優しくいつまでも入れます。なんとも少しヌルっとした肌にいいだろうなぁという美人の湯は若女将をみていたら納得です。寒い時期、ちょっと温まりたいなぁというときは、石和からひいている湯船に行くと解決します。こちらも本場石和で入るより、熱いながらも刺々しくない優しさを感じます。源泉と石和の湯を交互に行きかいますとまぁ、2時間くらいはゆったりまったりできるのです。
そして、なによりもご飯の優しさ。最近はどこに行っても似たり寄ったりの「旅館です、旅館的な懐石ですよー」と単価を上げるために体裁を整える風潮が蔓延する中で、ややもすれば、家庭料理の延長のような普通感がありながら、「一生懸命」作りました！という愛情が憎い！！！　まぁ、あえて言えば、おなか一杯になってしまい、もうひと風呂というときに、眠たくなってしまうのが難点でしょうか。
最後に、お宿の暖かな感じ。一生懸命さ。優しさに包まれます。
あまりに高評価すると、小さな宿なので予約できなくなると困るのですが、（たぶん多くのリピーターさんが同じ気持ちでしょう）、こういう時期だからこそ、心の底から応援したくなる、がんばっているお宿です。
ナマイキかもしれませんが、いろいろと行くとこういうお宿に行きつく、という感じがします。

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地4
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

ビジネス

同伴者

一人

宿泊年月

2023年01月