総支配人様
　　ルネッサンスホテルの頃から利用させていただいております。客室の設備、そして係の方の気配も行き届き、大変快適に過ごさせていただいておりました。今回は、家内と共に、金華山の美しい景色を眺めながら、ひたすら読書と散歩にあけくれ、癒しの滞在をと、三連泊致しました。
　ところが、2泊目までは、隣室からバタンッ！ズシン！という盛大な騒音が夜の10時まで、そして3泊目は夜の10時から12時まで、子供の話し声と共に響き渡り、ほんとうに、本当に、唖然としました。3泊目の騒音は時間が時間だけにフロントに電話し、注意していただきましたが、フロントからは「子供がベッドで飛び跳ねたり、飛び降りた音」だとのことでした。深夜の客室が非常識な宿泊客のために、遊園地と化していたのです。
　子連れの宿泊客がけたたましい人物であるかどうかは、こどもの動きを観察すれば一目瞭然で見分けがつきますから、そういった客はチェックインの前に、他の宿泊客の迷惑にならないよう隔離するか、または、けたたましい客だけをホテルの一角に集めてしまうといった対策を取るようにして下さい。
　これと同じことを、5月5日午後5時30分頃、ホテルのフロントに電話でお願いしたところ、その方は、「けたたましい客かどうかは、チェックインのときにフロントでは見分けがつかない」という回答でした。が、しかし、そのようなことは、ありません。フロアによって、客層を巧みに配分しているホテルを私はいくつも知っています。見分けがつく有能なホテルマンを養成すればいいだけの話です。
　総支配人様におかれましては、物静かな客も、けたたましい客も、両方とも満足ゆく滞在ができるような部屋割りの仕方を、くれぐれも研究されるよう、心よりお願い申し上げる次第です。