11月23日に宿泊しました。従業員の方たちへの教育はたいへん行き届いているなと思いました。元気良さ、笑顔、客に対する心遣いなどソフト面は完璧だと感じました。
料理も大変美味しかった。もうひと品あれば大満足だったと思います。マンパワーは申し分ないかと思います。
これに対して、ハード面には幾つか疑問があります。
設備が古いのはそれはそれで良いのですが、例えば・・・
①夕方のチェックインの時間帯に売店のレジに人員を配置せず「フロントに声をかけて」の札がさがっている点。レジに係がいなければ「売る気がないのか」と思います。お忙しい時間帯だとは思いますが、そこは逆にフロントより優先しても良いのでは？と思います。
②大浴場の扉を開けるといきなり更衣室が全て丸見えな点。衝立や観葉植物など簡単な目隠し一つ立てれば済む話だと思いますが、あまりにも「開放的な更衣室」に戸惑いました。「本当にここで着替えていいのか？」と周りを見回してしまいました。不思議なもので、お風呂が開放的なのは許せても、更衣室はそうはいかないのが人間の心理ではないでしょうか？
③夕食のレストランに向かう通路の照明が消されて暗い中を歩かされた点。建物が新しくないだけに若干怖いですよね。
④露天風呂付きの部屋を選ばせていただきました。部屋に入った瞬間強烈に感じるタバコの臭い。よほど「部屋を変えてくれ」と言おうかと思いましたが、「どの部屋も一緒か」と思いやめました。今は絶対に禁煙者を優先させるべきだと思いますし、禁煙室と喫煙室は完全に分けるべきだと思います。それが難しいなら空調の掃除と消臭剤は欠かさずやってください。
⑤自販機コーナーに、汚れた軍手が放置してあり少々不愉快でした。

どれもそれほど巨額の投資をせずとも解消できる問題かと思います。
静かな立地で、建物も古くはありましたがものすごく贅沢な造りです。素材も従業員の方も申し分ないのですから、あとは経営側が「何にお金をかけて、何を省略するのか」「どういう客層をどう取り込みたいのか」という方向性をきちんと示せば、リピーターはもっと増えるはずです。

評価

• 総合3
• サービス4
• 立地4
• 部屋2
• 設備・アメニティ3
• 風呂2
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2012年11月