危険な宿です。ここで安眠するには、火災時には自室で焼死する覚悟が必要です。具体的には以下４点を指摘します。
その１．自室のある９階で南側外階段に通じる非常口は、扉がわずかに動くだけで開きませんでした。帳場に連絡して見に来てもらったところ、その職員にも開けられませんでした。「知らなかった。錆を確認した」と後に説明されました。鉄の扉が錆びて開かなくなるまで認識がないとは、点検を怠ったまま何年間放置していたのでしょうか。職員氏はその場で別の階の部屋への移動を提案してくれ、それ自体は良いことでした。もっとも、翌朝その階を通ったら他の部屋には宿泊客がいました。非常口が開かないという事象は９階の全室に共通の不具合であり、指摘した客には対応するが指摘しない客は放置してよい、という問題ではないと思いますが、宿の取組方針は違うようです。
その２．入浴後に２階大浴場東側の屋内非常階段室に入ったら、換気扇の部品の段ボール箱多数、バケツとモップ、椅子２脚、タオル多数吊下中の大型ハンガーが空間を占拠、翌朝には通路中央に大型段ボール箱が追加されていました。職員の説明では「状況は認識している。一時的に置いているだけ」とのことでした。
その３．同じ階段室の１階部分は、解体した大型段ボール箱と客室から回収した古新聞が山積みで通路の半分は使用不能でした。職員の説明では「状況は認識している。回収業者が盆休み中」とのことでした。それを以って事態を正当化する判断は問題です（消防法の適用除外要件にも該当しません）。また、新聞は８月７日のものもあり（当日は１６日）サービス業者の盆休みにしては長すぎて疑わしい説明です。
その４．東側非常階段室１階（その３と同じ）は、スイッチを入れても照明がつかず真っ暗でした。これでは、非常時に危険です。職員の説明では、「知らなかった。蛍光灯が切れていた」とのことですが、窓もない暗い階段室に段ボール箱や古新聞を毎日追加貯蔵しているのに、そこの蛍光灯が切れていることを気がつかないとは、あまりに不自然で、信憑性が全くありません。
以上４点、いずれも問題ですが、特に、状況を認識しつつ放置していたのは、過失ではなく故意です。犯罪的です。証拠写真をここに添付したいくらいです。

評価

• 総合1
• サービス1
• 立地5
• 部屋2
• 設備・アメニティ1
• 風呂3
• 食事2

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2016年08月