ワクチン2回接種済み対象者プランを初めて使い宿泊。特典の空吹一望和室への無料グレードアップで、眼前空吹の客室にして頂いた。湯治目的で宿泊している為、部屋へのこだわりは無く、近年は殆ど5階のツインルーム利用で、空吹側は10年ぶり位の利用だったかと思うが、部屋に入りカーテンを開けると眼前に広がる空吹の姿に圧倒され、しばし見入ってしまった。以前に比べるとだいぶ噴煙の勢いは弱まっているものの、草木さえ生えない荒々しい光景に大自然への畏怖と、時間と共に変わり行く景色に日常の疲れも癒された。久々の和室で畳に寝そべって、足を伸ばし大の字で寛げるのも良いものだなと再認識した。日頃の疲れもあって、そのままウトウトしてしまい、気が付いたら夕食前で日中入浴出来なかったのが心残りである。だいぶ客足は戻っており、入室を示すドアのランプもほぼ全室灯っていた。夕食は17:30と19:30の珍しい時間割での2部制だった。こちらもほぼ満席という状況だったが、窓側の席のレイアウトが洒落た菱形タイプに変わっており、パーテーションとの効果も相俟って安心感があった。客室や共用部にもアルコール消毒液やペーパータオルが用意されており感染症対策は万全。バイキングメニューではいつも日替りパスタと天麩羅を楽しみにしているのだが、近頃始まった『新・ご当地メニュー開発プロジェクト！』での「夏野菜たっぷりキーマカレー」と「嬬恋産キャベツステーキ」が絶品で何度もおかわりしてしまった。職業柄、平日休みしか無いので、日曜朝に振る舞われるという支配人直伝スムージーが味わえないのが誠に残念である。最近はマッサージチェア付きの客室で夕食後、マシーンに揺られながらウトウトするのが好きだったが、無いタイプの部屋だった為、湯上り処の無料マッサージチェアを消灯まで使わせて頂いた。かつてここで熊笹茶の無料提供等あり、入浴後のお客さんで賑わっていたが、客室棟に無いので見落としている人も多く、貸し切り状態で寛ぐ事が出来た。合間に入った露天風呂では空吹をうっすら照らす月明かりが綺麗で、時を忘れて高濃度硫黄泉に浸かる時間は、まさに何もしない贅沢というか何物にも代え難い極上の湯浴みであった。ロビーに無料のウェルカムドリンク機が設置されていたり、カラオケルームが卓球場に変わっていたり、新入りフロントマンの感じが良かったりと移り行くホテルの情景も感慨深かった

評価

• 総合5
• サービス5
• 立地5
• 部屋5
• 設備・アメニティ5
• 風呂5
• 食事5

旅行の目的

レジャー

同伴者

一人

宿泊年月

2021年08月