「お風呂の梯子」のお宿として有名な愛真館に宿泊するのは、とても楽しみなことでした。各メディアで紹介されているとおりお風呂がとても楽しく、連泊したくなりました。
　
　残念なことは、お部屋の冷蔵庫のドリンクが一昔前のリゾートホテル並みに高額な点です。う～ん、高い。早朝、冷蔵庫がロックされてしまうのも不便です。女性のお客様への色浴衣レンタルが有料なこと。もう一つは、お客様のマナーです。カランをタオルや入浴ポーチなどで占領していたり、タオルを湯船に入れたりなど、目につきました。岩手の花巻以北から県北、沿岸の温泉地ではよく目にしますので、他の温泉施設でも頭を悩ましていることかもしれませんね。
　また、皆様が使う給水機に直接、口をつけて飲んでいたペットボトルのその口を付けていたお客様もいました。愛真館のスタッフもそばにいてご覧になっていらっしゃいましたが、注意をするわけでもなく、給水機を清拭するわけでもなかったので、次のお客様は関節キスをするんだなあと思いました。
　
　良かった面は、金庫が任意のナンバーロックなことや、お部屋の歯ブラシが色違いのこと（同色だと、同室のお客様同士、混乱するのでとても便利です）、うがい薬や冷水がお部屋に用意されていること、浴衣サイズが各種あること（自分の相方が着用できるサイズのある温泉施設は少ないので、この点がかなり好感度です）。そして、何よりもお弁当が楽しいことと、お布団がチェックイン時からセッティングされていることが良いですね。温泉の部屋食にありがちな、「アルコールやお膳、お鍋は目の前にあっても、お願いするまでご飯類が運ばれないこと」にストレスを感じる方や下戸の方には、お弁当は最適でしょうね。見た目も味も良かったです。お客様が横になりたいときにいつでも使える状態にお布団がセッティングされているのは、体調の良くない方や障がいや疾病のある方にも対応でき、お客様の個別性に着目していることが素晴しいです。また、いつか、機会がありましたら、利用したいお宿です。

評価

• 総合4
• サービス4
• 立地5
• 部屋4
• 設備・アメニティ4
• 風呂5
• 食事4

旅行の目的

レジャー

同伴者

家族

宿泊年月

2012年11月